八剣山ワイナリー感謝祭2016

昨年と少しルートを変えて

朝のテレビ天気予報では9時~12時が晴れ、12時~15時が曇り、そして15時~が雨となっていた。所がである、出発間近の9時頃になってもその気配はなく、逆にポツポツと雨が降り出した。まぁ、何れ良くなるだろう、と期待して予定通り、じょうてつバスの定山渓行きに乗り、豊滝小学校で下車した。
ここでも傘をさしての歩きとなったが、一度行っているから気楽。その気楽さから今回はバス停名になっている豊滝小学校経由で行くことにした。これをGoogle Earthを利用して描いてみると、こうなった。

豊滝小学校の前に立つと、Googleストリートで見た光景とは別物になっていた。あ~、ここも廃校の憂き目にあっていたのか、と思った。ネット情報によると、1970年代、団地が造成され、児童数は一時150人を数えたが、いま校区内の人口は782人で複式学級の小学校は児童数7人だとか。そして、今年の4月、約4キロ離れた簾舞小と統合したようだ。

小樽の時の二の舞いにならぬように

歩くこと20分余り、八剣山ワイナリー感謝祭会場に着いた。山の向こうの空を見ると天候は回復の兆し。でも、雨に濡れた敷地内を見ると、北海道ワインカーニバルの事が頭をよぎった。
恐る恐る靴に泥が付かないように歩き、先ずワイン仕込み体験会場に行った。やはり、この雨模様では人の出足が悪い。昨年のこの時間帯では二箇所同時に仕込み体験を行っていたが、今回は一人が精一杯。私の場合、昨年いちど体験しているから、やめた。そのとき葡萄を踏み終えて、できたナイアガラジュースを頂いたが、濃厚で香りも良く、とても美味かった。

発酵中のシードル

ポリタンクの右側に置かれたリーフレットには「発酵中のシードル りんごのお酒になる途中です」と書いてあった。シードル?、とは何ぞや。りんご酒の事をそう言うの?
シードルとはフランス語でcidreと書き、林檎を発酵させたアルコール飲料で、発泡性であることも多いとか。また英語だとciderと表記するようだが、日本語でサイダーと書くと違うものをイメージしてしまう。
発酵途中とあって、ジュースとワインの中間的な味わい。少しジーンと来たからこれが発泡性か。コップ一杯を飲んだが、酔わなかったのでアルコール度は少ないようだ。かつて、小樽の北海道ワインでバージンワインと言うのを飲んだことがあるが、これに相当するものかも。

店内で品定め

さて、今年はどんな銘柄を売っているのか、と思いワインの販売所に行ってみた。昨年のつもりで、試飲コーナーを探したが、無かった。今年はシードルで終わり。
しょうがないので銘柄選び。山葡萄酒を探したが、見当たらない。あとで、「ワイン仕込み体験」の所にいた人に聞いてみると、「今年は山葡萄を持って来なかったなぁ、それにコクワもだ」という話だった。原料が無いことには始まらない。仕方ないのであるもので我慢することにした。
ここで選んだのは「セイベル2011ハーフ(税込み1,550円)」と「べるるワイン(税込み1,800円)」の1本半。いまセイベル2011を飲んでいるが、フルボディと言った感じで味は濃い。甘さを抑えた渋みと酸味の赤ワイン。あのブドウからこんなのが出来るとは不思議なものである。これに樽の香りがつくと更に良しか。「べるる」はキャンベルとセイベルをブレンドした赤ワイン。さて、セイベル2011とどこが違うか、間もなく分かる。このワイン、一つ難点を言うとコルク栓がえらくきつくて、なかなか取れなかったこと。これまでこんなに苦労したことはない。女性だと多分、栓を抜くことができないのでは、と危惧される。

さばサンドをまた食べる

移動車のメニューは昨年と似ているように思う。その中で選ぶとすると、やはり「さばサンド」となった。もう一度、「さばサンド」なるものを復習してみよう。

(バルック・エクメーイ Balik ekmegi) さばサンドは、トルコの「エクメッキ」と呼ばれるパンの間に、鉄板で焼いたサバ、薄切りの生玉ねぎ、そして、レタスを挟んだだけの単純なつくり。お好みで塩やレモンを絞ったりしますが、それ以外に加えるものは何もありません。

昨年は豊滝小学校バス停の待合所で食べたから、あずましくなかった。でも今日は二階のカウンターらしき席で食べたので、良く味わえた。確かに能書きにある通り、シンプルなのにうまい。これはやはり脂の乗ったサバの旨味成分のお陰なのであろう。

八剣山の撮影テスト

八剣山を見やると、天候がどんどん変化しているのが分かった。雲の形と山勢が刻々と変化していた。これはカメラのテストに良いと思い、八剣山を撮りつづけた。
(1)2016/10/9 10:54,F8,1/1000,ISO800,+0.3EV,DR400%,PROVIA,F:14mmのレンズ
山にあまり陽が当たっていないので、明暗差の強い被写体だ。ハイライト部分の階調を表現すべく、ダイナミックレンジを400%で撮ったが、間に合わず。現像ソフトのDR拡張で雲のハイライト部分の階調を広げた。これで雲が少し立体的になった。あとはVELVIAに変更とトリミング。

(2)2016/10/9 11:53,F8.0,1/350,ISO200,+0.3EV,DR100%,PROVIA,F:14mmのレンズ
1時間も経つと秋空の雲になって来た。この位の雲だと大体良いが、右側で白飛びを起こしているので、ダイナミックレンジのDR拡張で1.3EVに変更した。
(3)2016/10/9 11:59,F5.6,1/640,ISO200,+0.3EV,DR100%,PROVIA,F:14mmのレンズ
雲は明るいが少ないし、山自体も陽が当たって明るいので、+0.3EVでこんな風になった。フィルムシュミレーションはPROVIAだがVELVIA的な空の色だ。現像の段階でトリミング。
※使用デジカメ:FUJIFILM X-E2、レンズ:XF14mm F2.8R(35mm版換算21mm相当)
※現像ソフト:RAW FILE CONVERTER EX 2.0 Powered by SILKYPIX

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